【〈SSR2026〉開催記念】österreich × Blume popo、異なる感性がひらく音楽の可能性
今西龍斗(Blume popo)、österreich(高橋國光)、横田檀(Blume popo)(L→R)
österreichとBlume popo、独自の音楽性を持ち、音と言葉による表現を追求する両者
2026/10/02 18:00

今西龍斗(Blume popo)、österreich(高橋國光)、横田檀(Blume popo)
(L→R)
österreichとBlume popo、独自の音楽性を持ち、音と言葉による表現を追求する両者。2026年10月24日(土)に開催される〈SHIBUYA SOUND RIVERSE ~ SSR2026 ~〉に両バンドが出演することを記念し、österreichから高橋國光(コンポーザー/Gt.)、Blume popoから横田檀(コンポーザー/Gt.)、今西龍斗(Gt.)を迎えて鼎談を実施。海外の音楽シーンとの比較から見えてきた日本のバンド・シーンの特徴や、アルペジオにまつわる意外なエピソード、歌詞で感情を伝えることの意味、そして音楽を作ることの意義まで、それぞれの視点から語り合ってもらった。互いの表現への深い理解とリスペクトが垣間見える対話とともに、イベントに向けた意気込みもお届けする。
österreich、Blume popoも出演する〈SSR2026〉は10月24日(土)開催INTERVIEW : österreich(高橋國光)× Blume popo(横田檀、今西龍斗)〈SHIBUYA SOUND RIVERSE ~ SSR2026 ~〉
日時:2026年10月24日(土) OPEN 13:00 / START 14:00
会場:東京都 LIQUIDROOM / KATA / LIQUID LOFT
チケット:¥6,000(+1drink)
イープラス / チケットぴあ
出演者:
●LIQUIDROOM
踊ってばかりの国 / PEDRO / österreich / ドミコ / GeGeGe
●KATA
DENIMS / Blume popo / Guiba / やさしいみらい / LOLOET
●LIQUID LOFT
THE CHARM PARK / 永井琳子(Band Set) / 友田オレ(Band Set) / sucola / 新川莉子(ゆうさり)

取材・文 : シンマチダ
撮影 : 山川哲矢
──はじめに、お互いの印象について聞いてみたいのですが、Blume popoのお二人は國光さんにどんな印象をお持ちでしょうか? 檀くんは今回が初対面ですよね。
横田檀(Blume popo):実在するんやな……って。僕らの同世代のバンドは、國光さんの音楽を聴いてきているので、こうやって話せる日が来るとは思ってなかったです。しかも自分が作ったものをその人が聴いてくれていて、「ああ、バンドやっててよかったな」って。
高橋國光(österreich):光栄です。
今西龍斗(Blume popo):僕のギターには檀と國光さんの影響がすごく入っていて、檀がお母さんで、國光さんがお父さんみたいな存在です。國光さんの音楽を聴いて、今の音楽性や好きなジャンルが固まったので。
檀:そこ並べるのやめて(笑)。
──両親に囲まれてのインタビューということで(笑)。
國光:大きくなったな……。
──國光さんはいつ頃からBlume popoを知っていましたか?
國光:横田くんがまだドイツにいた頃(2022〜2025年)だったと思います。誰かから「Blume popoっていうバンドがいる」と聞いて、「逃現郷」(2024年1月)が特に好きで、リピートして聴いていました。その時から「いつか一緒にやれたら」と思っていて。
逃現郷 / Blume popo
逃現郷 / Blume popo
彼らの世代だと、ひとひらとか雪国だったり、もう少し下の世代のバンドも聴く機会が多くて。実際クオリティもすごく高いから、刺激を受けていますね。
そういえば、横田くんはドイツに住んでたんだよね。何年いたの?
檀:デュッセルドルフに4年いました。
國光:きっかけは何だったの?
檀:コロナですね。バンドも止まっていたし、日本にいてもやりたいことがなくて。大学を卒業して就職するのも嫌だったので、「ドイツに1〜2年、行ってみたいな」と思って。母親がドイツ人なんですけど、ずっと日本で生まれ育ったので、ちょっと行ってみようと。行ってみたら、案外心地よくて。
國光:音楽的にも、ドイツの音楽に興味があった?
檀:いや、正直それはなかったです。ルーツはめちゃくちゃ日本の音楽だったし、洋楽に触れたのも大学に入ってから。ドイツの音楽も、母親が好きなものを聴いていたくらいで。
國光:行く前と行った後で、明確に変わった感じはする?
檀:音楽に対する価値観は、めちゃめちゃ変わりましたね。
最初にドイツでエクスペリメンタル・ミュージックに触れたんですけど、デュッセルドルフはゲルハルト・リヒター(*1)をはじめ、コンセプチュアルな現代アートが盛んな街で、音楽にもアート作品みたいなものが多くて。「これって音楽なの?」みたいなものもいっぱいあったんです。
最初は「シュールに逃げるなよ」みたいな、怒りに近い感情もあったんですけど、3〜4年そういうものに触れる中で、その面白さや楽しみ方が少しずつわかってきて。いわゆるポピュラー・ミュージックに対しても、聴く耳が変わった感覚があります。それを自分の創作に落とし込めているところまでは、まだ全然いってないですけど。
注1
ゲルハルト・リヒター:1932年ドイツ・ドレスデン生まれの現代美術を代表する画家。東ドイツから西ドイツへ移住した後、デュッセルドルフ美術アカデミーで学び、後年は同校で教鞭も執った。写真をもとにした具象絵画から抽象絵画まで、幅広い表現で知られる。
國光:今西くんから見ても変わった感じはする?
今西:あると思います。ドイツに行く前と行き始めた頃って、ちょうど檀の聴く音楽が変わったタイミングだった気がして。
それまでは「日本の音楽がルーツ」という感じだったのが、ドイツに行ってから世界中のアーティストをめっちゃdigるようになった。それが今の檀の音楽性にも表れていると思います。
たとえば僕らの曲で「彼方高さから躰放ったあなた」という曲は、前半をバンドサウンドで進めて、サビで一気に電子ドラムが入る。ああいう展開も、ドイツに行ってなかったら生まれてないんちゃうかなと思います。
彼方高さから躰放ったあなた (A bad man had a sad nap.) / Blume popo
彼方高さから躰放ったあなた (A bad man had a sad nap.) / Blume popo
──Blume popoは台湾や中国での公演があり、先日はカナダのthe nevermindsの招聘公演でサポート・アクトを務めました。一方、國光さんはthe cabsの再結成以来、海外のフェスに多数出演しています。皆さん海外の音楽シーンとの関わりが多いと思いますが、そうした経験から見えてくる、日本のバンド・シーンの特徴はどんなところだと思いますか?
國光:海外といっても、国によってカラーが違うんだなというのは、この1年で感じました。アジア圏は日本と近くて、バンドのインディー文化がある。イギリスは、街のバンドが地元のライブハウスに出るという、街に根付いた文化がある。
日本の特徴だと思ったのは、クオリティの高さですね。ライブも楽曲も演奏力も含めて、どんな音楽でも一定のクオリティが担保されている。
一方で、イギリスはヤバすぎるやつは、ずば抜けてヤバい。玉石混交というか、ピンキリな感じ。ただ、ライブハウスが飲みの場になっていて、フラッと行って、初めて見るバンドでも一緒に盛り上がれる。そこは単純に羨ましいなと思いました。
檀:日本はプレイヤーの技術だけじゃなく、PAさんや音響、機材のレベルもすごく高いと思います。
今西:海外公演をすると、現地のPAさんに「音が大きすぎる」と毎回のように言われるんです。「この音量でそんなに大きいん?」と思うくらい。
檀:レベル(ゲイン)ってそういう意味でも(笑)。
でも、ヨーロッパに住んでいて感じたのは、アマチュアとプロの間がグラデーションになっていて、みんなが音楽を楽しんでいるということで。週末にライブハウスに出るような人が普通にいて、それを生業にしているわけではない。
日本のプレイヤーのレベルが高い一方で、その分、参入障壁を高く感じさせている面もある。ヨーロッパにはヨーロッパの豊かさがあると感じました。
國光:地元のおじさんたちが週末だけ集まって、酒を飲みながらライブをやる、みたいなのがヨーロッパではめちゃくちゃ盛り上がるんです。たしかにこれは日本にはあまりない。
そういう遊び場としてのライブハウスがあれば、若い子ももっとラフに音楽に入っていけるのかなと思います。DTMやボカロPの文化で音楽を始めるハードルは下がったけど、そういう場もあったらいいなと。
──今のお話を聞くと、日本の音楽シーンはレベルが高い一方で、音楽への入り口が狭くなっている面もあるということでしょうか。今西さんはどうですか?
今西:ライブの盛り上がりで言えば、アジア圏、特に中国ではお客さんがすごく声を出してくれるなと感じますね。イントロのアルペジオでみんなが合唱してくれたりして。
日本でも対バン相手によってお客さんの反応は変わりますし、静かなライブはそれで全然いいんですが、そこは一つ違いとしてあるかもしれないです。

高橋國光(österreich)

──では、そうした日本の音楽シーンの中で、今の自分たちはどんな位置にいると感じていますか?
國光:Blume popoは結構異質だなと思っていて。バンドとして見た時に、耽美さを感じるんですよね。落ち着いていて耽美。意外とそういうバンドはいないなという印象です。質感としてはdownyの方に近づいていくんじゃないかなと。27歳でそういう雰囲気を出せるのは、すごく特殊だなと思います。
檀:嬉しいです。österreichについては、どう見られているかを考えたりしますか?
國光:österreichは何も考えていないです(笑)。必要に駆られてやっているバンドじゃないので、自分がやりたい時にやれたらいいし、手伝ってくれる人がいるからできている、というくらいで。
僕らはあまり「シーン」と言われるところにはいなかったんですよ。the cabsは多少あるかもしれないけど、österreichは特にそういうものがないというか。
──Blume popoは、檀くんがドイツから帰ってきて本格的に活動を始めて、そこからどういう位置にいると感じていますか?
檀:この1年間は、立ち位置を考えるより、とにかくライブをしてレベルアップして、曲を作ることに必死でした。むしろライブをしていない時期のほうが、そういうことを考えがちで。
あまり自分たちでコントロールできているという感じでもないので、正直わからないです。僕らも活動休止の期間が長かったので、蓋を開けてみるまでどうなっているかわからない、という感じでした。実際に開けてみたら、今のような形で活動させてもらえている、という状況ですね。
今西:東京に来てまだ1年も経っていなくて、ライブも多くて月4本くらい。そういう活動を続けていく中で、徐々に自分たちの位置ができていくものだと思うんです。なので僕らは、まだその位置に立つためにやっている段階、という感覚ですね。

横田檀(Blume popo)

──東京に来て1年という短い期間だからこそ、そう感じている部分もあるのかもしれないですね。では、皆さんが曲を作ることには、どんな意義を感じていますか?
檀:それはぜひお聞きしたい。
今西:僕から國光さんに質問させてもらっていいですか? the cabsとösterreichというプロジェクトがある中で、『四肢』(2020年6月)をリリースした頃のösterreichは、バンド・サウンドにピアノやオーケストラを加えた曲があったと思うんです。最近はギター、ドラム、ベースの4人編成に絞った曲もありますよね。the cabsとösterreichで、何か区別していることはあるんですか?
國光:österreichを始めた頃はthe cabsがなかったんですよね。このメンバーでこの曲をやるには弦とピアノが絶対に必要、という曲を作ってました。でも、ある時期から「ギターとドラムとベースが鳴っていれば何でもいい」という気持ちになって、今の形に近づいていった感じです。
the cabsはまたちょっと特殊で。自分が作った骨格にメロディーやドラムをつけてもらって3人が均等に作るものもあれば、自分一人で作るものもある。それによって出てくるサウンドは全然違うんですよね。結果的に今はそういう棲み分けになっている感じかな。自分一人で作るものと、3人で作るものは、やっぱり全然違う。
でもさぁ……、作曲って辛くない?(笑)
檀:辛い時もあります。でも、できたら嬉しい。國光さんは、作曲でどの工程が楽しいとかあります?
國光:作詞だけかな。作詞は楽しい。すごく。
今西:國光さんの歌詞って、メロディーも含めて、どこか中世のヨーロッパみたいな雰囲気を感じるんですよ。教会のような気高くて美しいものの中に、人間の泥みたいな部分や汚さも含まれていて、それが一つの「國光音楽」になっている感じがして。
國光:ありがとうございます(笑)。
俺、器用なタイプじゃないんですよ。いろんな人に合わせて曲を作るような使い分けも得意じゃなくて、ずっと一つのやり方でやっている。自分のやれることのレンジが狭いからこそ、それが時代やタイミング、運にはまった瞬間があったんだろうな、という感じです。
俺はBlume popoにも、そういうところを感じるけどね。異質さというか、湿度のある暗さ。ネガティブさが暴力的ではなくて、どこかスマートなんですよね。
檀:嬉しいです。
今西:その印象も、次の作品で変わるかもしれないです。
Blume popoの作曲って、7〜8割方、ほぼ檀が作ってるんですよ。メロディーも構成も、ドラムもギターも全部。その中で、今の横田檀の作曲、作詞、編曲は相当やばいです。10年くらいやってきた中で一番脂が乗ってると思います。
國光:今制作中なんだ?
檀:そうなんです。僕も、周りから「作らなあかん」という圧力がないと、放っておいたら作らないタイプなので、頑張って進めています。
何をきっかけに曲を作るかは人それぞれだと思うんですけど、僕の場合は、基本的にネガティブな感情からしか曲が生まれないんですよ。だから、その暗さや湿っぽさはどうしてもあるのかなと思います。
曲を作ることの意義でいうと、自分のためのセルフケアみたいなものなんですよね。作ることで自分が救われる。その結果として、本当にありがたいことに、人に聴いてもらって「救われた」と言ってもらえることもあるけど、最初から社会的な意義を考えて作っているわけではないんです。
むしろ、極めて個人的だからこそ、それを聴いた別の個人に刺さることもある。そういう個人と個人のコミュニケーションになればいいなと思っています。
──今西さんは、ボカロP・イマニシとしても活動されていますよね。
今西:僕は自分の作品を作ったり、楽曲提供をしたりしますけど、「曲を作ってないとアカン」という強迫観念のようなものがあって、やらずにはいられない、やらなあかん気がするという感じで作ってますね。
そのうえで、自分が影響を受けた人に「僕」というものを知ってもらいたいという思いはあります。最終的には、世界のみんなに僕のことを知ってもらいたい。そのために今、曲を作っている感じです。

今西龍斗(Blume popo)

──Blume popoもösterreichもthe cabsも、アルペジオが際立つ場面が多いと思います。作曲するうえで、アルペジオはどのような位置づけなのでしょうか。
國光:アルペジオですか。キンセラ兄弟(*)呼んできたほうがいいかも(笑)。
注2
キンセラ兄弟:シカゴのインディー・ロックシーンを代表するミュージシャン、ティム・キンセラとマイク・キンセラの兄弟。エモ・バンド、Cap’n Jazzをともに結成し、その後もティムはJoan of Arc、マイクはAmerican Footballやソロ・プロジェクトのOwenなど、それぞれ多彩な活動を展開してきた。
檀:僕は、最初の頃にコピーしていた曲がthe cabsだったので、何も考えずにリフを考えると、まずアルペジオっぽいものが出てくるんですよ。なので最近は、なるべくアルペジオを使わずに曲を作っています。自分たちにとってまだ見ぬ境地に行くためにも、別の聴かせ方を探したいなと思っていて。
國光:the cabsは意外とアルペジオをしていない曲も多いんですけど、これだけアルペジオにフォーカスされるのは僕らが出始めた時代の影響もあるのかもしれない。
あと、僕、めっちゃギター下手なんですよ。これ言うと「そんなことない」って言われるんですけど。オルタネイト・ピッキング(ギターのピッキングで、弦を弾く方向を「ダウン(下向き)」と「アップ(上向き)」で交互に繰り返す奏法のこと)ができなくて、速いフレーズやギター・ソロも弾けない。それをごまかすというか、なんとかしようとした結果、アルペジオになっていったんです。
檀:どういうことですか?
國光:ルート(コードの基準となる音)だけダウンで、ほかは全部アップ。「二月の兵隊」も、それじゃなきゃ弾けない。
二月の兵隊 / the cabs
二月の兵隊 / the cabs
今西:そっちの方がムズない……?
檀:絶対そっちの方がムズい。でも、それを世間は「アルペジオの王様」って呼んでます(笑)。
國光:アルペジオができない人間が必死こいて考えた結果、あの手段しかなかった(笑)。
でも、ピアノのアルペジオが好きだったことも大きいかもしれない。ピアノのアルペジオのフレーズってすごく綺麗だから。
檀:指板上で考えていたら思いつかないようなリフが國光さんのギターにはあるから、「できないことが自分の色を規定する」みたいな感覚はありますね。それが今の國光さんを作っているんだと思うと、励まされます。
國光:あと、聞いてみたかったんだけど、Blume popoは作詞がすごく特殊な感じがしていて。「逃現郷」は、たしか美こちゃんが書いてるんだよね?
檀:そうです。初期のほうは美こが書いていて、最近は自分が多いです。
國光:「逃現郷」は結構ポップスなのに、そこにコンセプチュアルな雰囲気を感じていて。
そもそも「伝える」っていうことに対して、簡単な言葉で伝えればいいかというと、そうでもないじゃん。会話においても簡単な言葉で伝えられたらコミュニケーションは楽なんだけど、別に音楽って楽したくてやってるわけじゃないから。
このフレーズにこの言葉の響きがあったら、何かが伝わる。Blume popoのそういうところが、すごく音楽的だなと思っています。
檀:それを國光さんに言ってもらえるの、めっちゃ嬉しいです。僕も、メッセージを直接伝えようとすると、テクスチャーが伝わらないと思っていて。
國光さんの歌詞も、テクスチャーや景色を提示することで、何かを「伝える」というより、聴いた人を同じ感情にさせるようなところがあると思うんです。自分の思っていることを伝えるんじゃなくて、相手にも同じことを思わせるために景色を見せる。僕もそういう詞が好きなので、そういうものを書きたいと思いながら作っています。
國光:People In The Boxの波多野さんの歌詞が、まさにそうだと思うんですよ。自分も、そういうふうに書きたいんだと思います。そこまで自覚的ではないけど。
説明したくないんだよね。歌詞で説明し始めると、それだけで文字数を使っちゃうから。それなら文章のほうがいい。音楽は音楽だから。
俺は作詞に対して、かなり自由度を感じていて。何を言ってもいいし、何も言わなくてもいい。ただ、日本語で歌詞を書く以上、日本語の美しさみたいなものは大事にしたいと思ってるかな。
檀:歌詞書く時に行き詰まることはあるんですか?
國光:ないんだよ。これが全く。「いい歌詞」って、人それぞれだから。「何を言ってもいいや」って思いながら書いてる、俺は。

──最後に、出演される〈SSR2026 ~SHIBUYA SOUND RIVERSE~〉でどんなライブをしたいか、初めて観る人に何を感じて帰ってほしいか、意気込みをお聞かせください。
今西:去年、僕らは出演が叶わなかったので、そのリベンジというか、2年分の思いを今回のSSRという舞台にぶちかませられたらなと思ってます。我々のライブは静と動を意識しているので、冷たさの中にある熱さみたいなものを感じてもらえたら嬉しいです。
檀:去年出られなかった分ももちろんありますし、SSRってブッキングがすごく挑戦的でおもしろいんですよね。普段のブッキングではあまりご一緒しないようなアーティストさんも多いので、お客さんにもいろんな偶発的な出会いがあると思う。
僕らを好きで来てくれる人はもちろん嬉しいですけど、初めましての人にどう受け止めてもらえるのかも楽しみですね。
國光:本当にすごいイベントだと思います。最初に誘われた段階でも、踊ってばかりの国やPEDRO、ドミコみたいなところに「我々でいいんですか?」くらいの気持ちだったんですけど、「ほかではこの人たちは集めないでしょ」みたいな挑戦的なブッキングがおもしろくて。後からBlume popoや永井琳子ちゃんも加わって、かなりレアなイベントだと思います。毎週こんなイベントがあるわけでは絶対ないし。
誘っていただいた以上は、いつもやっていることを精一杯やって、皆さんに喜んでもらえたら何よりです。今回はほぼフルメンバーで行けると思うので、しっかりやらせていただければなと。
あと、久しぶりに会う人も結構いるんですよ。踊ってばかりの国とはthe cabsで昔対バンしていたので、しもっちゃん(下津光史)にも久しぶりに会えるし、楽しみです。
打ち上げの場所だけ、大きめのところを用意していただければ(笑)。

編集 : 石川幸穂
österreich、Blume popoも出演する〈SSR2026〉は10月24日(土)開催〈SSR〉関連記事DISCOGRAPHY〈SHIBUYA SOUND RIVERSE ~ SSR2026 ~〉
日時:2026年10月24日(土) OPEN 13:00 / START 14:00
会場:東京都 LIQUIDROOM / KATA / LIQUID LOFT
チケット:¥6,000(+1drink)
イープラス / チケットぴあ
出演者:
●LIQUIDROOM
踊ってばかりの国 / PEDRO / österreich / ドミコ / GeGeGe
●KATA
DENIMS / Blume popo / Guiba / やさしいみらい / LOLOET
●LIQUID LOFT
THE CHARM PARK / 永井琳子(Band Set) / 友田オレ(Band Set) / sucola / 新川莉子(ゆうさり)
公式サイト:https://sites.google.com/hlg.co.jp/ssr-2026
X:@SSR_FRIENDSHIP
Instagram:@friends_hipland
SHIBUYA SOUND RIVERSE 公式アプリ:App Store / Google Play
■österreich
■Blume popo
■österreich
高橋國光(the cabs)のソロプロジェクト。2015年、TVアニメ『東京喰種トーキョーグール√A』のエンディングテーマ「無能」で楽曲を発表。2018年には『東京喰種トーキョーグール』第2期エンディングテーマ「楽園の君」をリリースした。2019年よりライブ活動を本格化し、EP『四肢』『遺体』などを発表。
⚫︎Official Site : https://osterreich-official.bitfan.id/
⚫︎X : @osterreichstaff
⚫︎Instagram : @osterreich_jp
⚫︎YouTube : @osterreich8053
■Blume popo
滋賀県発5人組オルタナティヴ・ロック・バンド。「Post Pops」を掲げ、ポップスを軸に、ポストロックやシューゲイザーなど多様な音楽的アプローチを取り入れたサウンドを展開する。2022年からドイツと日本の2拠点で活動し、2025年には活動拠点を東京へ移行。同年12月、初のフル・アルバム『obscure object』をリリースした。2026年8月にはアルバム『subliminal subject』を発表。
⚫︎Instagram : @blumepopo
⚫︎X : @Blume_popo
⚫︎YouTube : @blumepopo
⚫︎linktree : https://linktr.ee/blumepopo
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